弁護士 太田 佳佑(ベリーベスト法律事務所 沼津オフィス) > 離婚 > 【弁護士が解説】離婚調停の当日に聞かれることと注意点について

【弁護士が解説】離婚調停の当日に聞かれることと注意点について

夫婦間の話し合いで離婚がスムーズに成立しない場合、家庭裁判所に離婚調停を申し立てるケースがあります。

この記事では離婚調停で調停委員から聞かれる内容と注意点について解説します。

離婚調停で聞かれること

離婚調停で調停委員から聞かれる内容は、以下のようなものです。

夫婦関係について

離婚調停では必ず、夫婦関係のこれまでの経緯についての質問があります。

結婚の経緯から離婚を考えるようになった原因や理由、夫婦間で浮気や暴力などのトラブルがあったかどうかといった内容です。

現在、夫婦間でコミュニケーションがどの程度取れているかといったことや、同居状況についての確認もあります。

子供に関すること

子どもがいる場合には、子どもの親権をどちらが持つべきか、その理由は何かということも必ずされる質問です。

子どもの養育環境や、学校、生活習慣といった生活状況について、また、養育費の支払いについての意向や希望額とその妥当性、子どもとの面会交流の頻度や方法に関する考えも確認します。

財産分与や経済的な問題について

夫婦の不動産や預貯金、車などの財産状況についての詳細や、経済的な分担状況、これまでの家計管理の方法についても答えられるようにしておきましょう。

財産分与に関する意向や主張、借金やローンなどの負債がある場合、その負担についても事前に回答を準備しておく必要があります。

また、相手に慰謝料を請求する場合には、請求の理由や金額の根拠が必要です。

離婚成立後の生活について

離婚成立までの生活費の負担についての考えや、離婚後の経済的な見通しや生活プランについても質問されます。

離婚調停での注意点

離婚調停では、以下の点に注意して準備や発言をすることが大切です。

 

  • 感情的な発言を避け、冷静な態度で挑む
  • 嘘や誤解を招く発言をせず、調停委員に対して誠実に対応する
  • 財産分与や養育費、親権などについて必要な資料や情報をしっかり事前準備する
  • 感情に流されず、将来のことまで考えて合理的決断を心がける
  • 自分の希望を明確にしておく

まとめ

離婚調停は必ずしも弁護士を伴わなくても進めることができます。

しかし、法的知識のある弁護士にアドバイスをもらうことで、調停を有利に進められる可能性があります。

特に親権や財産分与、養育費や慰謝料の請求に関して不安がある場合には、事前に弁護士に相談し、アドバイスをもらうことをおすすめします。

よく検索されるキーワード

Search Keyword

弁護士紹介

Lawyer

太田 佳佑Keisuke Ota

静岡県弁護士会

弁護士という職業はサービス業であるということを常に意識して執務しています。 相談者の方々の不安や心配を取り除き、満足してもらえるよう常に尽力しています。相談内容の結果や帰趨はもちろんですが、その他コミュニケーンなどあらゆる面で、この弁護士に依頼して良かったと思っていただけることを意識しています。

経歴
  • 静岡県立沼津東高等学校 卒業
  • 早稲田大学法学部 卒業
  • 慶應義塾大学法科大学院 修了
  • 新司法試験合格
  • 最高裁判所司法研修所(秋田地方裁判所配属) 修了
  • ベリーベスト法律事務所 入所

事務所概要

Office Overview
名称 弁護士 太田 佳佑(ベリーベスト法律事務所 沼津オフィス)
弁護士 太田 佳佑(おおた けいすけ)
所在地 〒410-0801 静岡県沼津市大手町三丁目8番25号 大同生命沼津ビル8階
連絡先 TEL:055-964-5030
対応時間 平日10:00~18:00
定休日 土・日・祝日