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離婚裁判の平均期間はどのくらい?長期化させないポイントは?

離婚裁判とは、夫婦間の話し合い(協議)や家庭裁判所での調停でも離婚の合意ができなかった場合に、最終的に離婚を成立させるための法的な手続きです。

この記事では、離婚裁判の平均的な期間、離婚裁判を長期化させないためのポイントについて解説します。

離婚裁判の平均期間

離婚裁判の審理期間は、事案の複雑さや争点の多さによって大きく異なりますが、一般的には1年から2年程度かかることが多いです。

さらに、親権や財産分与で激しく対立する場合や、相手方が離婚自体を拒否している場合などは、3年程度と長期化しやすい傾向にあります。

離婚裁判を長期化させないポイント

離婚裁判をできるだけ早く終わらせるためには、以下の点が重要です。

自分の中で譲歩できる点を整理し、優先順位をつける

何について争っているのかを明確にし、譲れる点と譲れない点を整理することが大切です。

すべての条件で争うのではなく、優先順位をつけて争点を絞ることで、審理を効率的に進めることができます。

主張を裏付ける証拠を十分に準備する

裁判では、自分の主張が正しいことを客観的な証拠で示す必要があります。

たとえば、不貞行為に関する主張をするのであれば写真、メールなどの不貞行為の証拠、財産分与に関する主張をするのであれば預貯金通帳、不動産登記簿などの資料を事前にしっかりと収集し整理しておくことが重要です。

証拠が不十分なまま裁判に進んでしまうと、自身の主張が認められなくなる可能性があります。

弁護士に相談・依頼する

離婚問題に詳しい弁護士に相談・依頼することで、法的な手続きをスムーズに進め、適切な主張や証拠提出を行うことができます。

相手方との交渉や裁判所とのやり取りも任せられるため、精神的な負担も軽減されます。

早期の段階で弁護士に相談することが、結果的に早期解決につながるケースが多いです。

和解も視野に入れる

裁判の途中であったとしても、裁判官から和解案が示されることが多いです。

お互いがある程度譲歩して和解に応じることで、早期に離婚を成立させることができます。

感情的な対立が激しい場合でも、弁護士を介して冷静に和解の可能性を探ることもひとつの有効な手段です。

まとめ

離婚裁判が長引けば、精神的な負担だけでなく、弁護士費用などの金銭的な負担も大きくなります。

離婚裁判を長期化させないためには、争点を明確にし、十分な証拠を準備し、専門家である弁護士に相談することが重要です。

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弁護士紹介

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太田 佳佑Keisuke Ota

静岡県弁護士会

弁護士という職業はサービス業であるということを常に意識して執務しています。 相談者の方々の不安や心配を取り除き、満足してもらえるよう常に尽力しています。相談内容の結果や帰趨はもちろんですが、その他コミュニケーンなどあらゆる面で、この弁護士に依頼して良かったと思っていただけることを意識しています。

経歴
  • 静岡県立沼津東高等学校 卒業
  • 早稲田大学法学部 卒業
  • 慶應義塾大学法科大学院 修了
  • 新司法試験合格
  • 最高裁判所司法研修所(秋田地方裁判所配属) 修了
  • ベリーベスト法律事務所 入所

事務所概要

Office Overview
名称 弁護士 太田 佳佑(ベリーベスト法律事務所 沼津オフィス)
弁護士 太田 佳佑(おおた けいすけ)
所在地 〒410-0801 静岡県沼津市大手町三丁目8番25号 大同生命沼津ビル8階
連絡先 TEL:055-964-5030
対応時間 平日10:00~18:00
定休日 土・日・祝日